【読書】"荒木飛呂彦の漫画術"を読んで
こんにちは、ナリカワです。 今日で8回目!
今日も名作を一つ紹介したい。
荒木先生のノウハウ、役にたたないハズがねェーーーッ!
荒木飛呂彦が自身の努力で練り上げたノウハウを惜しげもなく紹介するこの本。ノウハウというのは漫画の描き方がベースだが、自身がプロの漫画化になるために、またプロになってからも壁にぶち当たってきた際、何を分析しどう対処してきたか。この本にはそうしたことが書かれている。
漫画ですから特にどうすれば読者の興味を惹くのかというものが多く、我々のような漫画家ではない人間の想像では追いつかない工夫が凝らされていることに感嘆した。
僕は今日まで書いてきた記事に「どうも読みたくならないぞ」と疑問を感じていたのですが、この本を読んで光が差し込みました。
以下、"荒木飛呂彦の漫画術"を読んで自身のブログに反映させようと思った工夫。
必ず成長するように描く
荒木先生は漫画のストーリー作りをするとき、まず起承転結を考える。
その次に、主人公は「常にプラス」に向かっていかなければならないとするそうだ。
主人公がどんなに頑張っても努力しても、結局最後には負けてしまう、死んでしまう。そんな漫画だれも読みたくないのだ。僕もそう思う。そんなの読み続けたら落ち込む。さらに、主人公がふらふらしたり、上がったのに下がるのもダメだという。
もちろんバッドエンドで成り立たせる例外はあるが、それは「常にプラス」の基本を知ったうえでできるようになるもので、深く読み込めば「常にプラス」の法則にかなっているという。そのあたりは本を読んで理解してほしい。
ここで漫画からブログに置き換えてみた。僕のブログはストーリーも起承転結も主人公がプラスだとかもさっぱりないぞ。これは反映させてブログをアップデートせねばなるまい!
まず、ストーリーはよく考えることができなかった。
しかし、このブログの主人公が誰かは明白だ。
管理人である、この僕です。僕は常に「プラス」に向かわなくてはならないッ!
そこを決めてからだが、ストーリーのようなものを設定した。それは僕が名作をひとつずつでも紹介し、その紹介した数が増えるほど「プラス」に向かう。僕はそういう旅にでたことにする。いつの日か、この人が言うなら間違いないと言われるような実力や名声を得るために。無謀に思われるかもしれないが、僕が地道に続ける覚悟を持っているとするなら、それは勇気として映ることだろう。
荒木先生曰く、
「勇気」こそが最も共感される
そして、これを反映させようと考え今回から取り組んだのが冒頭にある
こんにちは、ナリカワです。 今日で8回目!
今日も名作を一つ紹介したい。
だったのでした。前回よりもあなたにとって魅力的でない名作が紹介されていた場合、読者のテンションが下がると思ったのです。つまり、名作の魅力具合がプラスマイナスを決めるものではなく、記事の数がプラスマイナスを方向付けるものとしたかったという狙いです。ジョジョの第三部でも、エジプトに向かう道中の敵の強さや味方の強さで図るのではなく、エジプトに着実に向かっていることで、各話にて主人公たちが「常にプラス」となる工夫をしたそうです。
次回も続けてみます。
見えないものを可視化する
荒木先生は、絵とは何かという話で、
絵の本質的な役割は、見えないものを可視化して伝えることだ。
と考えを述べていました。
描き手は何を伝えたいのかと言えば、愛や友情、正義など目に見えないものであり、見えないものを絵にしないといけない、と。見えないエネルギーの破壊力を表現したりするのもそうです。大友克洋先生は世界観や雰囲気の可視化が非常に上手ということや、鳥山明先生によるシンボル化の意味等にも言及しています。
僕も、例えば岩明均先生は切なさの心理描写がとびぬけて上手いなとか、漫画でも他人が描いていない分野に踏み込むということが大事らしく、それは可視化の点においても特に影響があるなとか思いました。
音楽も目に見えないが、それを可視化しているのが音符で、見た目が美しい楽譜はやはり良い音楽だということも、荒木先生は調べたようです。
これらから、僕のブログはどうすれば他人が描いていない分野に踏み込めるんだろうと考えました。僕のブログは何を可視化できるんだろう。
僕のブログは名作を紹介するわけですから、目に見えない名作のパワーを伝えることが目的です。結果、名作の持つパワーを文章によって可視化する。まずこれは絶対できるようになるべきだと確信することができました。
さいごに
僕のブログの内容がこうまで変化したことで、"荒木飛呂彦の漫画術"がもつパワーは可視化されたと感じましたか?感じていれば僕の試みは成功です。
ブログに役立つ点がまだまだ書かれていたことはもちろん、他にも役立つ内容ばかりでおススメの一冊でした。
さすが荒木飛呂彦、俺たちにできないことを平然とやってのける。
そこにシビれる!あこがれるゥ!
ではまた